決算で必要な準備について
決算準備について
当事務所に決算を依頼しない場合でも、決算の準備としてこれはやっておいた方が良いと思われる事項をまとめました。
他の方に依頼したとしても、これらの準備は必要となってきます。下記以外にも確認する事項はたくさんありますが、とりあえず、下記の作業だけでもやっておくだけで、税理士事務所や会計事務所から喜ばれますし、手間がかからなくなる分、決算報酬も安くなるかもしれません。
現金出納帳、領収書
現金出納帳に現金の流れを記入します。現金出納帳がない場合は、領収書に内容を具体的に記入しておきます。
領収書は日付順に整理しておきましょう。
預金
通帳の記帳をしておいて下さい。通帳を見ただけで内容が分からないものは、通帳に内容を記載しておきます。通帳は、コピーをお預かりするか、PDFデータ等でもらうことになります。
期末時点の残高証明書を取っておくと尚良いでしょう。
売掛金
売掛金の残高を把握しておいて下さい。末締め翌月払いであれば、きっちり入金がされていれば、1月分の売上が売掛金の残高となります。
決算日が末日で、売上の請求が20日締めの場合は、21日~末日までの売上を計上しなければなりませんので、締め後の売上の集計が必要です。
在庫
売上が上がっていない在庫は、経費には計上できません。事業年度の最終日に残っていた在庫の金額を集計します。同じ商品で、仕入れた時期によって、単価が異なる場合は、税務署に特に届け出を出していない場合は、「最後に仕入れた時の単価×個数」で在庫の金額を計算します。
買掛金
仕入や外注費で未計上のものはないですか?期末で商品や材料が届いていれば、請求書に載っていなくても仕入となります。
(ただし、販売していなければ、在庫となり経費にはできません。消費税は商品等が届いた時点で課税仕入となるため、控除することができます。)
買掛金の残高も確認が必要です。
未払費用
電話代や電気代などは、未払いであっても、発生月の経費とすることができます。明細を準備しておきましょう。
借入金
借入金の返済は経費にはなりません。利息が経費となります。利息の金額を把握するため、返済予定表を用意して下さい。残高証明書をとっておくと、尚良いでしょう。
その他
金額の証拠となる書類は、基本的にすべて整理保存しておいて下さい。書類がどこにあるか分かり、税理士事務所や会計事務所にお願いされたら、すぐに出せる状態であることが理想です。
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決算で準備するもの
ここでは決算で最低限準備しておくとよい資料に関する情報を掲載しています。
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